立ち上げにロビーのインテリアデザインで参加させていただいた、ダイアログ・イン・ザ・ダークが「社会イノベーター公志園」決勝スピーチに進出、入賞されましたのでご報告させていただきます。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、真っ暗闇のソーシャル・エンターティメントです。
参加者は完全に遮断された空間の中へ、何人かのグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、探検し、様々なシーンを体験していきます。
その過程で、視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさを思い出し、コミュニケーションの大切さ、あたたかさを再確認させられます。世界全体で600万人以上が体験したこのイベントは、1989年にドイツで生まれました。1999年以降は日本でも毎年開催され、約3万6千人が体験しています。
この度、ダイアログ・イン・ザ・ダークの企画、運営に携わってこられたセラピストの志村季世恵さんが第1回「社会イノベーター公志園・決勝大会」で活動を紹介し、【審査員特別賞】と【会場票第1位】を受賞しました。志村季世恵さんのプレゼンテーションの動画は こちら。
脳科学者の茂木健一郎さんは、ダイアログ・イン・ザ・ダークについて発売された著書『まっくらな中での対話』(講談社文庫)で『視覚を使う文化』と『視覚を使わない文化』という二つの異なる文化の対話でもあると言っています。
また、朝日新聞「be on sunday」の一面、フロントランナーに代表の金井真介さんの紹介記事が掲載されました。
この視覚に頼らない世界の存在や価値を、ひとりでも多くの方に知ってほしくて、この場でお知らせさせていただきました。ダイアログ・イン・ザ・ダークをご存知のない方は、是非一度体感してみてください。きっと真っ暗な中で、大切な何かを見つけることができると思います。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク公式サイトはこちら。