「念う、祈る、願う―JIMIの美」

SEKI DESIGN STUDIO がプロデュースした「金沢職人塾」の展示会が、2015年3月27日 (金)から3月29日 (日) まで、本郷の求道会館で開催されます。


『松乃栄』東京大学総合図書館所蔵資料

金沢は、古くから加賀藩主前田家のもと、工芸の町として栄えてきましたが、工芸と職人を取り巻く環境は大きく変化しています。「金沢職人塾」 は、従来の請負仕事だけでなく、職人自ら工芸の振興、連鎖を図り、販路、人材の裾野を広げていきたいと、2010年に結成されました。

加賀友禅、金箔、仏具、表具の伝統工芸士有志を、セキデザインスタジオの関 洋と秋山 光恵が監修、坂本善昭をナビゲーターに金沢と職人の「素」を掘り起こし、価値ある伝統の技を空間に生かす可能性を探ります。

コンセプトは「念う・祈る・願う~金沢職人の手仕事~」。武家文化・寺社仏閣を支えた金沢職人に焦点を当て「職人技の妙」と「部位・素材の美」をデザインします。ビジュアルコンセプトは「金沢=JIMIの美」。地味、滋味あふれ、品格ある JIMI 格好いい金沢の文化を匠の技を生かして表現します。

展示会場は、日本に初めてアールヌーボーを本格的に紹介した建築家・武田五一設計の求道会館。キリスト教様式でありながら仏教の伝道の場で、50年もの間、廃墟となっていた建物を、多くの困難を乗り越えて再生した文化遺産。伝統工芸の復興を祈る場所として、江戸時代の加賀藩上屋敷のあったこの土地で加賀職人の技をご紹介します。

加賀の歴史を感じられる東大赤門や三四郎池など本郷周辺を散策しながら、ユニークな歴史的建造物と金沢の伝統工芸の融合が見られる展示会にぜひご来場ください。

この展示会に先行して、OVE南青山でもプチ展示会を行います。レセプションでは伝統技能のパフォーマンスや新内流し、金沢の味覚をご堪能いただき、職人との交流を深めていただきます。合わせてご参加ください。 mitsue akiyama


photo:satoshi asakawa

詳細リーフレットは、こちら→金沢職人塾ホームページ

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レセプションお申込・お問合せは SEKI DESIGN STUDIO まで。

TEL: 03-5348-7442 e-mail : a@sekidesignatudio.jp