青山・M house

天然素材で包み込んだ都会のオアシス
SEKAI BUNKA PUBLISHING INC.
  • プロジェクト名 青山・M house
  • 計画種別    マンションの改修
  • 用途      住宅
  • 竣工年     1998
  • 計画地     東京・青山
  • 構造      RC
  • 計画面積    93.2㎡
  • 設計      SEKI DESIGN STUDIO
  • 施工      英興社
  • 撮影      傍島利浩 世界文化社

伝統的なアジアの暮らしに安らぎを感じるというライフスタイルを考慮し、天然素材の心地よさと、施主らしいオリジナリティをインテリアにふんだんに取り入れた。床座りの暮らし方やアンティークの家具との相性を考え、肌触りが良くて、落ち着いた色合いの竹を集成したフローリングを採用した。壁と天井は、熱帯地方の乾いた土壁の味わいを天然素材の配合とテクスチャーで表現した。リビングの天井は、素朴な趣にするために、碍子を直付けし、配線をむき出しではわせた。自然物のような形状のガラスのペンダントは、ガラス作家の太田真人氏に作って頂いた一点物。水まわりは、白いタイルとガラスとミラーで構成。モダンな空間でありながら、水栓金具のツマミを陶器に替え、物干し竿を竹にするなど、施主らしさをちりばめて独特な雰囲気をつくり出した。都会の生活にありがちな無機質さとは対照的に、木と土の香りがする自然素材の優しさに包まれたリラックスしたムードに満ちている。

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