おもてなし茶箱
「おもてなしで今を極める」
裏千家茶道・一二三会のおもてなし講座のためのオリジナル茶箱。
一二三会では、日本文化としてのおもてなしへの入り口として、仕事場や家庭でお抹茶を点てる生きた茶道を探究し、提供しています。「用の美」を顕す おもてなしこそが本質であり「おもてなしで今を極める」という理念のもと、茶道の普及を行っています。通常のお稽古とは別に、茶道の精神を凝縮したおもてなし講座を運営し、理念の実践をされています。
戦国時代には、お茶は武士のたしなみでした。ビジネスの世界で活躍した人たちの多くは茶人であり、ビジネスにお茶のおもてなしを融合させました。「グローバル化する現世に、多くの志あるリーダーたちが、世界の人たちに一碗のお茶でおもてなしをしてほしい」という想いから、このおもてなし講座は出発しました。
茶道の基本である「大切な人に真摯に向き合って心からのおもてなしをする」という精神がぎゅっと詰まったこの講座のための茶箱をデザインしています。
桐の茶箱には、なつめ、茶杓、茶碗、茶碗包み、茶せん、茶巾、建水、抹茶、茶ふるい缶、くせ直し、黒文字、懐紙がついています。お茶講座の性質を考え、最初に揃える基礎となるものとして、過不足無く、ニュートラルで確かなものを制作、選択しています。
白と黒の箱があり、器も横山拓也作の白碗または松楽窯の黒楽から選べます。
基本的なものがすべて入っていますので、ポットにお湯を入れれば、すぐにお抹茶を点てられます。
furoshiki for 一二三会
一二三会のロゴ入り草木染め風呂敷をつくりました。
神楽坂で草木染織物工房、アトリエ・ヴィアーレを主宰している 尾島徑子先生の手による藍、柿渋、桧の一品です。 尾島先生の染めた布は、無地と言ってもとても洗練されたテクスチャーがあり、美しい自然の色に癒されます。 濃紺とブルーの布は、藍の葉を発酵させて作ったすくもによる正藍染めです。茶色の濃淡は、渋柿の青い実を圧搾し、発酵、熟成させた液で染めた柿渋染め、赤みのある布は桧染めです。天然染料の美しさを手に取ってご覧いただければ幸いです。
一二三会・おもてなし講座について
- 仕事 オリジナル商品企画制作、ウェブサイトディレクション
- クライアント 一二三会
- 場所 文京区護国寺
- 写真 梶原 敏英 一二三会 SEKI DESIGN STUDIO
オリジナルの茶箱の企画プロデュース、制作、運営協力までを手がける裏千家・一二三会のおもてなし講座。
代表の久保 比登美 先生とのつながりは「OVE南青山」からでした。