下目黒・M house
愛猫との新しい暮らしを思い再生する
- プロジェクト名 目黒・M house
- 計画種別 戸建住宅リノベーション
- 用途 住宅
- 竣工年 2022
- 計画地 東京・目黒区
- 建築面積 30.61㎡(延床面積:80.92㎡)
- 構造 枠組壁(ツーバイフォー)工法
- 設計 SEKI DESIGN STUDIO
- 施工 藤倉工務店
- 撮影 淺川 敏
ご夫婦と愛猫との今この先の暮らしを考えて、1階にご主人の空間、3階に奥様の空間、2階にお二人のくつろぎの空間を計画しました。
外観は、ダークグレーとホワイトのツートーンのカジュアルな印象を、ダークグレーの塗装仕上げと、アプローチ(駐車場)のピンコロ石と玄関の洗い出しとボーダーの研ぎ出しの色調を合わせ、玄関廻りの壁の骨材入りジョリパットの吹き付け仕上げと、水に強い栗材の建具と壁面で落ち着いた佇まいに変化させました。
室内の全体の床は、愛猫が滑りにくく、素足に気持ちの良いうづくり加工を施した幅の狭いアッシュを敷き詰め、壁と平天井とツーバイフォー工法の梁を活かして梁型天井は、調湿効果に優れた砂入り漆喰で覆いました。
1階は、ご主人の空間と、脱衣室、浴室、トイレ、ハンギングスペース、階段室で構成。
ハンギングスペースは洋服との相性を考慮した桐材を用いました。
2階の空間はリビングダイニング、キッチン、バックヤード、トイレで構成しました。
リビングダイニングは神棚台、カウンターテーブル、ソファセットを一体に納めて、テレビとテレビボードはその存在をコントロールするためと、掃き出し窓の障子戸と合わせるために収納ドアを採用しました。
キッチンは、ステンレスの天板とタモの面材で構成し、バックヤードは、キッチン収納と洗面台と愛猫用スペースを造作家具で機能美を整えました。
3階の奥様の空間は、部屋に合わせた収納付き畳式小上がり、クローゼット、デスク、本棚、納戸で構成しました。
また、こじんまりとしながらも開放感を強調するために、大きな弧を描いた高天井にして砂入り漆喰で覆いました。
お二人と愛猫に暮らしに合わせて家を再生しました。