光が丘・S house

ライティングデザイナーの「SOHO」らしさ
toshihide kajihara
  • プロジェクト名 光が丘・S house
  • 計画種別    マンションの改修
  • 用途      住宅
  • 竣工年     2006
  • 計画地     東京・光が丘
  • 構造      SRC
  • 計画面積    77.5㎡
  • 設計      SEKI DESIGN STUDIO
  • 施工      NENGO
  • 撮影      梶原敏英 関 洋

照明プランナーのSOHOらしく、天井高3.3メートルの空間を使いきる。照明プランナーとして、生活者として、自身の光に対する考えの現れの場である。照明は、ロフト空間にみる構造体の骨格(梁)とのバランスと、その時々を相応しい光で満たすために、調光器付のダウンライトとアッパーライトを照明ボックスに内蔵して吊った。北と南を遮断する間仕切りを撤去し、風の通りと光の入り方を考慮しながら、納戸と子供部屋を兼ねたロフトを2つ設けた。回遊動線を可能にした間仕切り兼キッチン収納棚は、オープン棚でありながら奥行きを深くすることで、中の物を見えにくくしていると同時に、ピンナップボードの面として機能する。床は天然素材で殺菌力に優れているコルクリノリウムを貼り込み、壁は調湿効果のある天然繊維を織り込んだクロスで仕上げた。間仕切り、巾木、建具、キッチンの面材、家具などは、コストと個性を考慮して、シナランバーコア小口出しのままで納めた。

Photo

Plan