室礼

toshihide kajihara

暮らしと空間、その関係を心地よく取り持ってくれる家具。
そして、室礼を意識することで、家具の役割はさらに変わってくる。
「みせる、ととのえる」ことのできる家具を使って、客人のおもてなしも、
自分や家族のささやかなよろこびも愉しめるように。

飾るものを引き立てる

日本人は、床の間や玄関の飾り棚で季節の室礼を楽しんできました。現代では、空間が制限されて、ディスプレイをする場が少なくなり、節目の風習も下火となったのかもしれません。飾るものを美しく見せる、シンプルな道具で暮らしに彩りを。家具や生活道具をしつらえるように選べば、空間の調和も生まれます。

 

しつらえるための棚

昔の格式ある日本家屋には、床の間と装飾品を飾る違棚があり、室礼でお客様をもてなしました。書院造りの棚のようにリズミカルな家具は、しつらえるアイデアが無限にひろがります。

shitsurae-dana
使う人のイマジネーションでいろいろな飾り方が楽しめる室礼棚。組みあわせてしつらえるのはもちろん、離しても空間に調和が生まれ、多様な使い方が可能です。

 

飾りながら使う

テーブルでの暮らしが多くなった今、より豊かなライフスタイルをテーブルから。しつらえと実用性を兼ね備えたひろがりのある家具が生まれました。

wakugumi series
テーブルと同じ高さの 棚を組み合わせれば、平面と立面が広がり、空間に一体感が生まれます。飾りながら実用的に使える棚は、オフィスや店舗などでも活用できる普遍的なデザインです。