念う・Sさんの厨子と小さな仏具 展

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お父様への想いを宿した尊いかたち

  • 会期   2014年  9月 5日 – 7日
  • 場所   SEKI DESIGN STUDIO アトリエ
  • 恊働   三具足製作:仏壇蒔絵職人・大竹 喜信
  • 会場構成 SEKI DESIGN STUDIO

亡きお父様とご遺族を繋ぐ、お厨子が出来上がりました。「念う」をテーマに開催した展示会の様子をご報告いたします。

厨子の制作は、建築やインテリア雑誌の編集に関わる娘さんからのご依頼でしたので、お父様のお住まいを作るつもりでぞみました。 S さんは、お厨子に対しての考え方とご実家のお母様とご兄弟のお気持ちを含めて、お父様とのその時々のご様子や思い出をたくさん語ってくださいました。
「お父さんが、東南アジアで仕事をされていた時の写真の笑顔が、すごく楽しそうで・・・微笑ましくて・・・」
そんな一言から、お厨子の素材は、チークを用いることにしました。チークは、美しい木目と強靭な耐久性を合わせ持ち、世界の3大銘木のひとつと言われる貴重な材です。また扉の金具は、お厨子が直線で構成されているので、やさしさを出すために眼鏡のようななかたちにし、鍛鉄作家さんに作っていただきました。

展示会では、S 家のお厨子の他に、金沢の仏壇仏具の伝統職人・大竹 喜信 さんとの恊働による、三具足(香炉・燭台・花立)の試作品の展示と、弊社オリジナルブランド「素のもの」の数珠やブレスレット、お香入れ、お香セットなどの展示販売も行ないました。

金沢の美味しいお酒とおつまみと、「素のもの」の只茶箱でのお抹茶をご用意させていただき、お父様を偲ぶささやかな振る舞いをさせていただきました。

Photo

S家の厨子

Sさんのお父様のために作ったお厨子。

厨子をつくるために、ご家族のこと、お父様への思いを話していただきました。
お父様が一番うれしそうにされていたのは?
お仕事で出向されたアジアでの写真を見ながら思い出話をしてくれたとき。
現地らしい素材を使ったら?と、チーク材でつくることになりました。

zushi